お葬式に参列する時に必ず必要なものの一つが「数珠」ですよね。
お焼香をするときには数珠を手にかけて行う姿を想像する人も多いのではないでしょうか?

さくらもちも自分専用の数珠を一つ持ってるよ
大人になると、お葬式に参列する機会も増えてきますが、そもそもお葬式で使用する数珠はどこで買えばいいのでしょうか?
ここでは、
・お葬式の数珠はどこで買えばいいの?
・そもそもお葬式に数珠って絶対に必要なの?
・数珠の値段の相場ってどのくらい?
・数珠を買うタイミングや選び方って?
このような疑問にお答えしていきます。
お葬式に数珠って必ず必要なの?
お葬式には必ず数珠は必要というイメージがありますが、実は必ず持って行かなくてはいけないという訳ではありません。

数珠がなくてもとりあえずはセーフ!
それでも、お葬式に数珠を持って行くのはマナーなので、もちろん用意していった方がいいでしょう。
ただ、突然のお葬式でどうしても数珠が用意できなかったなどという場合には、無くても問題はありません。
数珠が買える場所はどこ?

突然の訃報で、お葬式に参列することになったけれど、数珠がない!
でも、数珠っていざ考えてみるとどこで売っているのかいまいち思い浮かべにくいものですよね。
では実際に数珠はどこで買うことができるのかご紹介します。

因みにさくらもちは旅行に出かけたときに有名なお寺の近くにあった仏具屋さんで数珠を購入しました。
仏具屋さん
数珠を購入する際に一番おすすめなのが、仏具屋さんです。
仏具屋さんなら数珠を初め多くの仏具に詳しいので、宗派などからどの数珠がいいのかきちんと見極めてくれます。
百貨店
近くに仏具屋さんがないという場合には、百貨店でも取り扱いがあることが多いです。
特に百貨店内には仏具店が入っていることも多いので、一度調べてみるといいですよ。
紳士服のお店
仏具屋さん・百貨店が近くにない、喪服を新しく新調するという場合には、紳士服のお店でも数珠を取り扱っていることが多いです。
ただ、紳士服の店員さんは仏具の知識に関してはそこまで広くなく、種類も限られてきます。
大型スーパー
とりあえず今すぐ数珠が必要という場合には、近くに大型スーパーがあればそちらで購入することができる場合もあります。
ただ、必ずしもあるというわけではないので、事前に問い合わせてみるのも一つの方法です。
衣料品店
衣料品店でも、礼服を扱っているお店なら数珠を取り扱っていることが多いです。
しかし、衣料品店でも必要最低限のものしか置いていない事がほとんどだという事を覚えておきましょう。
葬儀場
どうしても数珠を購入できないままお葬式に参列することになったという場合には、葬儀場で数珠を販売していないかスタッフの方に聞いてみましょう。
必ず必要という訳ではありませんが、やはり社会人のマナーとして数珠はあった方がいいものです。
もし取り扱いがあるのであれば、葬儀場で購入するのも一つの方法です。
100円ショップ
実は100円ショップでも数珠を取り扱っています。
ただ、値段が100円なので、品質がどうしてもそれなりになってしまいます。
急ぎで仕方なくという場合には100円ショップで数珠を購入するのも一つの方法ですが、あとできちんとしたものを買い替えるようにしましょう。
ネットショップ
ネットショップでも、数珠を取り扱っているお店は数多くあります。
種類も豊富なので、自分に合ったものをゆっくりと探すことができます。
数珠の値段の相場はどのくらい?
数珠って、見た感じがとてもしっかりしていて高そうなイメージがありますよね。
しかし、実際には数珠の値段には大きな幅があります。
数珠の価格を決める基準として、
- 素材
- コスト
このようなものがあります。
きちんとした大人用のものでも2,000円程から購入出来、おおよその相場は3,000円~5,000円くらいとなっています。
ただ、値段が高いからいいという訳ではなく、大切なのは自分が気に入ったものを選ぶという事です。
長く使い続ける数珠だからこそ、自分が本当に良いと思うものを選びましょう。
数珠の選び方
数珠が購入できる場所がわかったら、次は数珠の選び方を見ていきましょう。
数珠は、どんなものでもいいという訳ではなく、ある程度選び方に決まりがあります。
ではどのような基準で選んで行ったらいいのでしょうか?
数珠は男女で違う
数珠は男性用と女性用のものがあります。
男性用と女性用の数珠は明確な違いがあるので、男女兼用の物や混合して使用することは原則としてありません。
種類で選ぶ
数珠には、宗派ごとの「本式数珠」と日蓮宗以外ならどの宗派でも使用できる「略式数珠」の2種類があります。
もしも自分の宗派がわからない場合には、略式数珠ならほぼ問題ありません。
好きな色や素材で選ぶ
数珠には様々な素材の物や色があります。
本式数珠はそれぞれの材質の意味に従って選びますが、略式数珠の場合には特に材質にこだわる必要はありません。
自分の手になじむものや気にいったものを選びましょう。
価格で選ぶ
数珠は素材などによって価格に大きな幅があります。
しかし、価格が高いからと言っていいというものではありません。
無理のない範囲で自分が気に入ったものを購入するようにしましょう。
お葬式の数珠の注意点
お葬式に持って行く数珠にはいくつかの注意点があります。
ではどのようなものがあるのかご紹介します。
貸し借りはしない
数珠を人に分かる形で身に付けるのは、お焼香の時ですよね。
お焼香は順番に数人ずつ行うため、終わった人から数珠を借りることができると思っていませんか?
しかし、数珠というのはその持ち主のお守りのようなものです。
普通自分のお守りを人に貸したりはしませんよね。
数珠も同じで、貸し借りをするのはタブーとされています。
もしも数珠を用意することができなかった場合には、葬儀場で購入出来れば購入し、無理なら数珠を持たずに参列しても問題はありません。
アクセサリーの物は使用しない
アクセサリー店では、数珠と同じ見た目のパワーストーンのブレスレットやネックレスなどが販売されていますよね。
人によってはこれを「数珠」と読んでいますが、仏具の数珠とは大きく異なります。
パワーストーンのブレスレットなどは、あくまでアクセサリーなので、数珠として使用することはできません。
数珠を買いタイミングは「いつでも大丈夫」
数珠を買いたいけれど、どのタイミングで買ったらいいのかよくわからないと悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
結論だけ言ってしまうと、数珠はいつ購入しても問題ありません。
「そろそろ用意しておこうかな」と思い立った時にでも用意すれば大丈夫です。
または、結婚記念日や誕生日などの記念日に購入するのもいいのではないでしょうか?
実は、突然の訃報を受けて慌てて数珠を準備するという人は結構多いものです。
しかし、慌てて購入すると、どうしても適当に選んでしまいがちです。
出来れば、余裕のある時にゆっくりと自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
数珠は自分で買ってはいけないはウソ?
「数珠は自分で買ってはいけない」という話を聞いたことはありませんか?
そんなこと言われても、数珠をいただくアテはないし、突然訃報を受けたらどうしようと思ってしまいますよね。
数珠は自分で買ってはいけないというのは迷信にすぎません。
元々数珠に関しては、
- 数珠を事前に準備すると葬式を待つことになるから縁起が悪い
- 数珠は誰かから引き継がなくてはいけないもの
というような話がありますが、特に根拠はありません。
地域によっては、
「娘が婿入りした時に母親が数珠をプレゼントする」
という風習があるようですが、この話が、
嫁入りの時にプレゼントしてもらう→自分で買ってはいけない
と変わってしまったのかもしれません。
数珠は自分で買ってはいけないという事はないので、自分に合ったものを購入しましょう。
葬式の数珠はどこで買う?まとめ
社会人になったら、自分専用の数珠を一つは用意しておくようにしましょう。
数珠は、一度購入したら長く使用するものですし、お守りとしての意味もあります。
宗教や価格などもしっかりと考えて、自分に合ったものを準備しておきたいものですね。
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