家族や親族に不幸があったら、勤めている人は休日をもらわなければいけませんよね。
そこで気になるのが葬儀で休みを取るときは有給になるのかではないでしょうか?
他にも葬儀で休みを取る場合、普通に休日を取る時と同じでいいのかなど、いろいろと分からないことが多いものです。
ここでは、
・葬儀は有給扱いになるの?
・葬儀で有給を取る時の日数はどのくらい?
・葬儀での休みの取り方
などについてご紹介します。
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葬儀での休みは有給扱いになるの?
家族や親族の不幸で休暇をもらう事を「忌引き休暇」と言います。
この忌引き休暇が有給扱いになるかどうかは勤め先によって違いがあります。
勤め先が忌引き休暇を取り入れていれば、就業規則にのっとって有給休暇として休むことができます。
もしも忌引き休暇が認められている会社であっても、会社によって様々な規則があります。
例えば、亡くなった人との続柄などを書いて提出する必要があったり、証明書を求められることも。
あとでトラブルにならないためにも、事前にきちんと就業規則を確認しておくことが大切です。
忌引き休暇を取り入れていないと自分の有給休暇を充てることも
勤め先によっては、忌引き休暇を取り入れていないところもあります。
そういう場合には、自分の有給を充てる必要がある場合もあります。
事前に知らないと、そのまま欠勤扱いとされてしまう事もあるので注意が必要です。
葬儀で有給を取る場合何日休める?
葬儀で有給を取ることになったけれど、忌引き休暇は何日休みがもらえるのかわからないという人も多いのではないでしょうか?
忌引き休暇がとれるかどうかは勤め先によって違いがありますが、忌引き休暇の日数にも違いがあります。
目安としては、
- 配偶者…10日
- 父母・子供…1週間
- 祖父母…3日
これくらいとなっています。
これ以上故人との関係が離れていると、休暇をもらえないこともあります。
詳しくは勤め先の就業規則を確認してみて下さいね。
葬儀での休みの取り方は2種類ある
葬儀で休みを取る場合、そのほとんどが急ぎとなります。
その為、事前に休みを取るという事は難しいですよね。
では、どのように休みを取ったらいいのでしょうか?
口頭で伝える(電話もしくは直接)
葬儀で休みを取る場合、出来れば口頭で伝えることがおすすめです。
時間に余裕があれば直接会社に出向いて伝えるようにしましょう。
時間がない場合には、電話ならすぐに直接伝えることができるのでおすすめです。
ただ、家族に不幸があった場合には、気が動転して上手く伝えられないこともあります。
そんな時には、すぐに連絡はせずに気持ちを落ち着けてから連絡をするようにしましょう。
メールなどで伝える
どうしても電話で伝えるのが難しいという場合には、メールで伝えるという方法もあります。
気が動転していて電話ができない時でもメールならきちんと内容を伝えることができますし、文章で残るので伝え間違いがありません。
ただ、メールの場合相手がすぐに確認してくれるかどうかわからないというデメリットがあります。
葬儀で休みを取るときに伝える内容って?
葬儀で休みを取るときには、会社に連絡をする必要がありますが、もちろんただ休みを取得したいことだけを伝えるだけという訳にはいきませんよね。
では、どのようなことを伝えればいいのでしょうか?
葬儀の日時・場所
葬儀で休みを取るときには、必ず葬儀を行う日時・場所を伝えておく必要があります。
特に家族の葬儀の場合には、会社によっては香典や花輪を贈ることもあるので、間違いなく伝えるようにしましょう。
故人との関係や名前
葬儀で休みを取るならもちろん故人との関係や名前も伝える必要があります。
忌引き休暇がある会社の場合、個人との関係によって取得できる休暇の日数が違ってきます。
会社によっては香典や花輪を贈ることもあるので、名前もきちんと伝えておきましょう。
休みの取得日数
忌引き休暇がある・なしに関わらず休みの取得日数もきちんと伝えておきましょう。
故人との関係によって、どのくらい休みが必要なのかが違ってきますし、場合によっては忌引き休暇があっても足りなくなることも考えられます。
このあたりは会社によって対応が違ってくるので、あとでトラブルにならないためにもきちんと話し合っておきましょう。
緊急連絡先
葬儀で休暇を取る場合、ほとんどが緊急ですよね。
その為、自分の仕事を別の人が引き継いで行う事があります。
どうしても仕事の内容の事で連絡を取りたいという事があっても大丈夫なように緊急連絡先は必ず伝えておきましょう。
葬儀で休みを取る時の注意点
葬儀で休みを取る時、

身内の不幸なんだから休みを取るのは当たり前
だと思っていませんか?
確かに、会社によりますが忌引き休暇が認められているところもありますが、あなたが休めばその分周りの人に迷惑をかけることになります。
この事を踏まえて、葬儀で休みを取る時の注意点を見ていきましょう。
休暇の申請は早めに
休暇の申請はなるべく早めに行うようにしましょう。
出来れば直接会社に出向いて伝えたいところですが、難しいことがほとんどですよね。
そんな時には早くて確実に伝えるために電話で連絡をするようにしましょう。
連絡をするときには忌引き休暇の申請だけでなく、
- 亡くなった方と自分との続柄
- 葬儀の日時・場所
- 何日から何日間休暇を取得したいか
- 忌引き休暇中の連絡先
などをメールなどで送ると丁寧です。
引継ぎがある場合はしっかりと
特に長期間休みを取る場合には、しっかりと引継ぎをしておく必要があります。
自分が不在の間、滞りなく仕事が進められるように普段の業務内容や取引先とのアポイントなど、伝える必要があるものはしっかりと引継ぎをしておきましょう。
葬儀での休み後に出社したらどうすればいい?
葬儀で長い休みを取った後に普段通り会社に出社するのははっきり言ってマナー違反です。
ではどのようにすればいいのでしょうか?
上司や同僚などに挨拶をする
自分が不在の間迷惑をかけたことを上司や同僚などにきちんと伝え、挨拶をします。
朝礼などがあれば、その時にしっかりと挨拶をすることで気持ちよく仕事に戻ることができます。
お菓子などお礼の品を持って行く
短期間の休暇なら気にすることはありませんが、長期間休みを取る場合にはお礼の気持ちを込めて気持ち程度で良いのでお菓子などを持って行くといいでしょう。
一人一人に渡すことで直接お礼を言う事ができますよ。
忌引きは勤め先によっては休暇が取得できないことも
葬儀で有給が取れるのは当たり前だと思っていませんか?
しかし、忌引きは法律ではないので勤め先によっては休めないこともあります。
もしも就業規則で忌引き休暇が設定されていない場合には、有給を充てて休みを取ることになります。
ただ、職種や会社によっては身内の不幸であっても休暇自体を認めてくれないこともあります。
この場合には、休みの間の引継ぎや復帰後のフォローなどを伝えて交渉してみましょう。
葬儀は有給扱いになるの?まとめ
身内に不幸があった場合、葬儀は有給扱いになると思っている人は多いのではないでしょうか?
しかし実際には忌引きは法律で定められているわけではないので、会社ごとに対応が異なります。
もしも忌引き休暇が取れる場合でも、自分が不在の間の引継ぎや復帰後のフォローはしっかりすることが大切です。
そして迷惑をかけた上司や周りの人へのお礼も忘れないでくださいね。
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